ブログツールのUIに関して気づいたこと
まあ若干はてなに移民気味の僕ですが、早くも挫折しそうです。
livedoor, MovableType(Typepad), nowa, はてな と、いろいろ使って来たのですが、どうもなあ。
それで今日はひとつなにがイケてない感じがするのかまとめてみることにしました。
僕が最初に使ったのはライブドアブログでした。
理由は特に覚えていませんが、まだライブドアがそれほど有名でなかった時代に使い始め、ホリエモンが大々的に出てきたあたりから使うのがちょっとイヤになってきて、逮捕されたときに引っ越しました。
ライブドアブログの良かったところはジャンル別にランキングがあって、常に「ここで一番になってやる!」というモチベーションが持てたところです。「社長」カテゴリではホリエモン日記に続く二位まで行きましたが、ホリエモン日記がそもそも自作自演(?)のバナー貼りまくりで100倍以上の差を付けられており、こりゃ勝てないやと思ったりしているのもなんというか、微妙な気分です。
ライブドアブログはなにをすればいいのか、どれを設定すればいいのか凄く解りやすくまとめられていて、動作もそこそこ速いのでかなり快適でした。途中でアメブロやgooブログなんかも試しましたが記憶に残ってないくらい使い勝手が悪く、ライブドアブログにまた戻るという生活を繰り返していました。
メニューが良くまとまっていて、ほとんど迷うことなく全機能を使えます。
デザインのカスタマイズ性も抜群に高く、アメブロはそこが抜群に低かったために移行には至りませんでした。
最終的にイヤになっちゃった理由はバナーにライブドア製品ばっかり並ぶようになったこと。
根本的な問題です。
■ココログ(MovableType / TypePad)の場合

ライブドアブログの次に本格的に使ってみたのはココログです。
MovableTypeの企業向け版、TypePadですね。
これはもう史上最悪のインターフェースと言って良いのではないでしょうか。
未だに自信をもってサイドバーの設定をしたりすることができません。
なによりわかりにくいのはメニュー構成。
なんでこんなに解りにくいんだ、というくらいわかりにくいです。
たとえばサイドバーの設定はどこでやるかこの画面を見てすぐに解りますか?
僕はたまにいじるんですけどそれでも時々忘れそうになります。
実はMovableTypeの世界では、サイドバーの設定は「マイリスト」というタブから行います。
マイリストってなんのことやらわからない。
MovableTypeは世界で最初に普及したブログプラットフォームなので、サイドバーみたいな解りやすい言葉が発明される以前に作られたのでしょう。
また、複数のブログを平行して管理するような構造になっているため、単に日記を書きたい人にとってはさらに意味不明です。
画像に関する仕様も実にざっくりしています。
一度追加した画像を消すには、マイフォトという謎のタブに移動しなければなりません。
検索するとかそういう発想がないらしく、とても使いにくいです。
また、アップした画像を確認するためにいちいちマウスクリックを繰り返さなければなりません。
これもとてもムダな時間がかかることです。
しかも過去にアップした画像を貼り付けるためには他になにか別の画像をアップしなければならないという地獄仕様。こんなMTに誰がした。
こういうことのひとつひとつがMTの使いにくさと相まって全体的な停滞感を生んでいます。
MTのメリットは古くからあるのでカスタマイズやデザインテンプレートのノウハウが蓄積されていることです。
入門書がこれだけ出ているブログエンジンは他にありません。そういう意味では仕事で使うにはかなり手軽です。
でも文章、画像ともに管理はしにくい。
特に過去のコンテンツを編集しようと思うと全く検索性がないので至難の業です。
一年二年書いてると、それこそ膨大な量になるのですがぜんぜんです。
その結果、どうしてもたれ流し系のコンテンツになってしまうことが特徴と言えば特徴です。
nowaはライブドアが開発した「リアルタイムブログ」という新ジャンルのエンジンです。
といってもブログにTwitterがついただけのようです。
ブログとSNSが合体したようなイメージでしょうか。
nowaは非常に解りやすい画面で、押すべきボタンも少なく、とても使いやすく設計されています。
nowaで迷う人は少ないでしょう。
そういう意味ではスイッチングコストは極めて低く、しかも画面も新時代を感じるモダンさ、優雅さを持っていて好感が持てます。
しかし残念ながら僕はnowaを使い続ける気にはなれませんでした。
それはもう圧倒的に自由度が不足しているからです。
選べるデザインも少なく、サイドバーの設定も自由にできる感じがせず、そもそもデザインテンプレートを自分で作ることもできないようでした。
ココログになってからこっち、あまりデザインテンプレートをいじってませんが、それでもそういう最低限のカスタマイズ性がないと、まるで家具付きのウィークリーマンションに住むような感覚に陥ってしまい、どうも「ここは他人の土地だ」という意識を最後まで払拭することができませんでした。
ブログというのは面白いもので、人様のサーバーで書いた内容の著作権はそのサーバーの管理者に帰属する(2chなどの掲示板、mixiなどのSNSも同様)のですが、みんなは喜んで書くわけです。
そのときに重要なのは「ここは自分の家だ」感。好きなときに好きな色に壁を染めたり、家具を並べたり、その配置を換えて模様替えしてみたりといったことが手軽に楽しめることが、実は非常に重要な部分ではないかと思います。
ココログがイヤになるのはとにかく使い勝手が悪いことと、未だに全機能が掌握できないくらいわかりにくいこと、そしてなによりメンテナンスが多すぎ&長すぎというところです。
はてなダイアリーの使い勝手の良さに、初めて触ったときは大きな感動を覚えました。
その圧倒的に高速な処理に身体が震えました。
なにしろはてなダイアリー以外のブログエンジンは、「保存」ボタンを押してから、軽く1分~5分程度は待たなければならないし、デザインを変更すると10分~30分くらいは掛かってしまいます。特にページが増えれば増えるほどその傾向は高まります。
はてなダイアリーはとても自由度が高く、Wikiに似た文法で文字の装飾や意味的な装飾が簡単にでき、いかにもgeek向けに最適化された素晴らしいサービスです。
用意されたデザインテンプレートも豊富でセンスが良く、最新のajax技術を随所に用いながらも決してバランスを崩さないところにも感動しました。やっぱりWebアプリケーションはこうあるべきだ、と。
最初の一日目は大満足のまま終わったはてなダイアリーでしたが、翌日早くも頭に「?」マークが飛び交いました。
まず、新しいエントリーを書く、という概念が根本的に存在していない。
これは僕にとってはほとんど致命的です。
はてなダイアリーはその名の通り日記なので、新しいエントリーを書くことは、すなわち日付が変わることを意味するのです。
その日の日記はその日一日しか書けず、はてな記法をうまく使うと、パーマリンクは作ることが出来るので擬似的にブログとしては使えるのですが、根本的にブログではない。
一日のうちにいくつかいろんなエントリーを書く、僕のような文章書きジャンキーにとってはかなり面倒です。
はてなダイアリーはそもそも日記エンジンであって「ブログエンジン」ではなかったということに驚きました。
僕はアーティクル直交化という概念を提唱するアーティクル独立志向人間ですから、それぞれアーティクルが独立せず日付という単位で単にまとめられてデータベースに保存されているという状態は単に気持ちの悪い状態になってしまいます。
そして、日付単位でしか管理しないのであれば、そもそも個人的には携帯Twitterライフブログで良いです。機能は少ないしデザイン性は低いけど。
さらに、はてなのヘビーユーザーでなければ絶対にわからないような特殊なお約束や不可思議な仕様と用語の数々が絨毯爆撃のように僕に襲いかかってきて、まあ疲れました。
逆にはてなダイアリーの良いところはその圧倒的なコミュニティ性の高さです。
エントリーごとにリファラーが表示される機能や、最近追加されたはてなスターによる評価システム、はてなブックマークによる人気投票システムなどなどは、とても良いものです。
はてなはnowaと違って底が深そうなので、もうちょっと頑張って使い続けてみようかと思っています。
でも結局のところ、これだけの長文エントリーをまたココログに戻って書いてしまうあたり、結論は出ているような気もしますが。
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