パクられたら勝ち!
誰もが「あーあ」と思っていたとしても、それを指摘するにはやはり勇気が必要だと思います。
「あーあ」と思われることを平然とやってのける人もいれば、それをどうしても許せない人もいる。
この問題の本質がどこにあるのか僕にはわかりません。
裸の王様を指さして笑った子供に、感謝する王様と「削除しろや」と数人で取り囲んで強く要請(激励?)する王様の二種類の王様が居て、僕はただそれを眺めていた無害な聴衆に過ぎませんでした。
まとめサイトまでできたようです。
まとめサイト:素敵なプチゲータウン、じゃないや、プチゲーフレンズ
ただ、優れたサービスの見た目(ルック&フィール)を模倣するというのはよくあることなので、どこまでそれを許容するかということと、これについて指摘されて怒るのはちょっと理解に苦しくて、むしろオリジナルをつくったDeNAさんが怒るべきですが、たいていの場合、この手の「ルック&フィール訴訟」というのは長い時間がかかったあげく、双方痛み分けになるのが実情。
こういう細かいレベルでの模倣や模索は沢山行われていて、僕はかつて自分の作った仕組みが大手にまんま模倣されたり、別の大手がソックリな名称を多数商標登録したりしたときには、腹が立つどころか。
「なんだ、あんな大手でも僕の考えをマネするとは、たいしたことがないな。まるっきり僕に負けたと認めたようなものじゃないか」
と思ったものです。その二社は、二社とも今は大事な取引先になっています。彼らにないものを僕が持っていた、ということを彼ら自身が証明してしまったわけですから、たいていの場合、本人は苦々しく思いつつも気にしないでしょう。
多数の漫画家が同人誌の存在に対して寛容なのと同じことだと思います。
最後に、かつて超大手ゲームメーカーの実質的な創業者で、業界でも知らないひとはいないと言われているN氏が、とある政府の諮問会議に呼ばれたときのエピソードを紹介します。
政府が開いたゲーム産業振興策として、大手ゲーム会社は今後どのような方向性で製品戦略を展開していくのか一堂に集めてインタビューしようとという意見がでました。
しかし某省庁の官僚は心配そうに疑問を提示しました。
「ゲーム会社にとって製品戦略は命綱と言って良いはず。それを一堂に集めて他社の前で話すだろうか」
それに対して、N氏は一笑に付し、こう語ったと言います。
「ゲーム業界はパクリパクられ。そんなことは日常茶飯事。でもね、最後はパクられた方が勝つんです。パクられた、とかなんとか、そんな話は山ほどあるけど、ホントにパクられるくらいのアイデアが考えつくなら、絶対に成功するんです。健全なパクりは健全な競争を産みますよ」
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