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2006年12月12日 (火)

才能を持って生まれた人間は、才能を活用する義務がある

IPAがらみの人間としては大変興味深い、仙石さんのソフトウェア産業の究極の振興策というエントリですが、実際、IPAでスーパークリエイターに認定されてもそれがそのままビジネスに繋がる人はそれほど多くないですし、そもそもPMなど審査側の方々にとって「未踏性があるか、ないか」でしか判断してないですし、PMの多くは大学教授など研究者です。

従ってビジネス的に成立するかどうかよりも面白いかどうかで決めてしまうところがあるわけです。

とはいっても、未踏で得られるお金というのはそれほど多くありませんし、未踏で採択されなければ研究ができないかというとそういうわけでもありません。

真に野心的な研究で、しかもビジネス的に芽がありそうなものであれば、それこそ企画ごとベンチャー企業に持ち込めばいいのです。ベンチャー企業に持ち込むまでいかなくても、たとえばRubyやLinux、Seaser2など、趣味で始めたはずのモノがいつのまにか仕事になっている、ということも最近では珍しくありません。

未踏の採択者を見回してみても、そもそも採択される以前にフリーソフトや個人のプロジェクトなどで活躍していた方が多く、神頼み的に未踏に申し込んでも、論文と面接だけで採否が決まるので、やはりプロジェクトとしての未踏性よりは個人の実績の方が重視される傾向にあるような気がします。

要するに、クチを動かすより手を動かせ、ということで、まあ例えば全くの妄想に近いアイデアであっても、それをきちんとしたプレゼンや論文のようなかたちにまとめるだけなら週末の時間を積み重ねればできると思いますし、いまならネットで公開したり、学会で発表したりして考えに賛同してくれる人を集めたり、会社の上司にプレゼンして仕事として取り組ませてもらえないかと提案したりすることはできるのではないかと思います。

エンジニアの人というのは、大変マジメな方が多くて、逆に言うと「言われたことはきちんとやるけど、言われなかったことは想像も付かない」という、マシンそのものみたいな人も多くいるように思います。

慢性的に人手不足のベンチャー企業が求めている「優秀な人」というのは、言われたことを正確にやるのはもちろんですが、それ以上に仕事でもないことに夢中になって、それで成果を出せるような人です。

要するに、発明家みたいな人です。

世の中の革新的な商品やサービスの多くは、目の前の仕事と全く関係ない思いつきから生まれていたりします。

 「ちょっと試しに作ってみたんだけど、これ面白くない?」

というところから全てが始まるのです。

自分のなかでくすぶっているものがあったら、まずプレゼンか、プロトタイプのかたちにして同僚や上司にみせるといいと思います。不思議とそういうところから道は開けて来るものです。

もの凄く面白いプロトタイプができたのに、周囲が鈍感であまりに評価してもらえないと不満を感じたら、ぜひ弊社まで

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